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ひらひらと舞う翅(はね)の黒いトンボを見たことがありますか?
幽玄に飛翔する姿から、｢神様トンボ｣などの異名もある「ハグロトンボ」かもしれません。


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オスの体色は華やかなメタリックグリーン、メスはシックな黒褐色。


オス(左)とメス(右)

翅を立てた状態で4枚の翅を重ねて閉じたり、他のトンボよりもゆっくりと羽ばたき、ひらひらと飛ぶ様子はトンボというよりチョウのよう。


耳をすませば羽ばたく音が聞こえるかも


平地や低山地の、ヨシなどの挺水植物が茂るゆるやかな流れの川に生息します。
水中で長い幼虫時代を過ごし、成虫となって川面の上を舞うハグロトンボは、水辺の環境の状態を表す生きものです。
水質汚濁や河川改修など生息環境の変化により減少している地域も有り、東京都のように絶滅危惧II類に指定されていることも。

こうした多様な生きものが生息・生育する、仙台の豊かな自然環境を守り育んでいきましょう。


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