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「猛禽類の生態を学ぶ ―自然環境調査というお仕事―」【サロン講座】

投稿日:2022年02月05日(土)

このイベントは終了しました。

たまきさんサロンスタッフです。
1月29日(土)に、(株)地域環境計画 東北支社支社長の嘉藤 慎譲(かとう みつよし)氏をお迎えして、「猛禽類の生態を学ぶ ―自然環境調査というお仕事―」と題したサロン講座を開催しました。
 


嘉藤さんは、「自然環境のコンサルティング会社」でお仕事をしています。

今回の講座では、「自然環境調査」という仕事について学びました。

嘉藤さんが調査されている猛禽類の生態を通して、調査の大変さや大切さを、普段なかなか目にすることの出来ない貴重な記録写真を見ながら教えていただきました。

★自然環境調査という仕事とは?
「自然環境(動植物)」を「調査」する仕事ですが、生きものについて調べるだけではなく、その結果をわかりやすく伝えるということも重要です。
・開発等の対象地に生息する動植物を調査する
・調査した結果を整理する
・わかりやすい報告書(レポート)をつくる
・困ったことに対して、解決方法を考える

★環境アセスメントとは?
「環境影響評価」のこと。主として大規模開発事業等による環境への影響を、事前に調査、予測、評価を行う。生物に限らず、水、大気、騒音、振動、景観なども含めた環境調査が行われます。

★なぜ猛禽類を調べるのか?
猛禽類(タカ、ハヤブサ、フクロウ目の総称)の多くは生態系の上位に位置する種(アンブレラ種)であり、それら上位種が生息できる環境は、餌となる小動物、小動物の餌となる植物などが豊富で「豊かな自然環境」と言えます。このため、豊かな自然環境を維持できているかどうかを知るために、猛禽類の調査を行います。
 

[オオタカ(雌)]
 

[ハイタカの親鳥と生後15日目の幼鳥]

巣作りから巣立ちまでを追って調査した様子が紹介されましたが、初めて知る巣の中の様子や厳しい成育環境は驚きの連続でした。
三ヶ月ほどの間に、生と死の様々な営みが巣の中で起こり、生き残った幼鳥だけが巣立ちを迎えられるという自然界の厳しい現実も知ることができました。
 
 

[ハイタカの親鳥と生後15日目の幼鳥]

★まとめ
身の回りの自然に関心を持って目を向けてみること。
そして、生物を観察しその生態を知ることが、環境保全につながっていくということを教えていただきました。私たちをとりまく自然環境が悪化していく中で、何をすべきか考えてみる良いきっかけになったと思います。
今回の講座をとおして、厳しい自然環境の中へ足を踏み入れ、ハードな調査さえも楽しみながら行う自然環境調査員の姿も知ることが出来ました。

嘉藤さん、そして講座にご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

*講師の嘉藤氏より、オオタカ、ハイタカの写真を始め、講演資料から画像を転載させていただきました。
【紹介しきれなかった写真集】
 
   
[調査で使う道具類]   [電池式センサーカメラ]   [木登り道具類]
 
   
[ロープを木に架けるためのパチンコ]   [初めて見る道具ばかりです]   [カメラモニタリング調査]
 
   
[動くものを記録するセンサーカメラ]   [ハシゴやロープを使った木登り]   [巣は木のてっぺんにあります!]
 
 
[20m程度の木をロープ1本で登り降りします!]   [長径128cm×短径76cmあるオオタカの巣]

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