
「新聞紙で涼しい空間(クールエアドーム)を作ろう!2025」を開催しました。 
投稿日:2025年07月26日(土)

たまきさんサロンスタッフです。
7月12日(土)に、宮城教育大学教授 菅原正則先生を講師にお迎えし、サロン講座「新聞紙で涼しい空間(クールエアドーム)を作ろう!2025」を開催しました。
新聞紙でクールエアドームを手作りし、自然の力で涼しさを得る方法について学びました。
まずは、「涼しくなるにはどうすればいいかな?」というクイズタイム。
生活の中のいろいろな場面で涼しさを得る方法を考えてみました。
「急いで食べたら頭がキーン!」の問題を選んだお友達は、「アイスクリームを食べる!」と答えてくれました。大正解!

次に、涼しい「気分」になることができるものは何か?のクイズ。
たくさん手が上がり、いろいろな涼しい「気分」になる答えが出ました。
「おばけ屋敷!」 背筋がゾッとして、一瞬暑さを忘れますね。
「ギャグ!」 涼しいというより、さむ〜い…ですね…。
「ハッカやミント!」 スッとする香りで、涼しい気分になりそう!
そこで、菅原先生がハッカ水を室内に噴霧し、香りで涼しい気分になる体験もしました。

涼しくなる方法はいろいろありますが、電気を使わず自然の力で涼しさを得られるという体験をするために、今日はみんなで力を合わせ「クールエアドーム」を作ります。
制作の前に、「クールエアドーム」が涼しい理由についての説明を受けました。

クールエアドーム全体を霧吹きで湿らせると、水分が蒸発します。この時、液体が気体になろうとして一緒に熱を奪っていくので、ドーム内の温度が下がります。
ドームの中にいる人の体温に比べ、ドーム内の温度は低く、ドーム内の温度と人の体温が同じ温度になろうとして、人から熱を奪ってくれます。
このように、液体が気体になる際、液体の周囲から奪われる熱「気化熱」と、人から熱が奪われる「放射熱」のはたらきでクールエアドームは涼しく感じられるのです。
では早速作業開始です!
まずは、文字が印刷されていない新聞紙を順にテープで貼り合わせます。

さらに大きなパーツとなるよう貼り合わせます。

ビニール袋も切って張り合わせました。これが窓になるの?

貼り合わせた新聞紙を折り紙のように三角に折ったり、さらにテープでつなげていきます。



最後に入口を作り、親子で手際よく1時間ほどで2つのドームができあがりました。

ついにドームを膨らませます!
送風機で風を送ると、あっという間に膨らみました。

一方のドームを霧吹きで湿らせます。

では、いよいよみんなでドームの中に入って涼しさを体験してみましょう!


湿らせた方のドームは…
「涼しい!」との声が上がりました!
しかし、たくさん湿らせたせいか、ドームに穴が空いてしまい、今にもつぶれそう。
今回はサーモカメラによる温度測定ができませんでした。
それでも、参加したみなさんが涼しさを体感することができました。

お友達同士みんなで協力して、クールエアドームを作り上げた喜びが、参加した皆さんからひしひしと伝わってきました。
制作作業を通して、暑い夏を自然の力で涼しく過ごす工夫について楽しく学ぶことができました。
参加してくださった皆様、そして優しく丁寧にご指導くださいました菅原先生と学生の皆様、ありがとうございました。
こちらもご覧ください♪
たまきさんサロン サロン講座
たまきさんサロンブログ
*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*
せんだい環境学習館 たまきさんサロン
平 日 10:00〜20:30
土日祝 10:00〜17:00
休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)休日の翌日・年末年始
*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*
こちらもご覧ください。
たまきさんサロン サロン講座
たまきさんサロン
*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*
せんだい環境学習館たまきさんサロン
平 日 10:00〜20:30
土日祝 10:00〜17:00
休館日 月曜(月曜が休日の場合は、その翌日)休日の翌日・年末年始
*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*