『親子でトントン叩いて♪藍のたたき染めワークショップ』を開催しました

投稿日：2024年09月13日（金）

このイベントは終了しました。

たまきさんサロンスタッフです。
9月7日(土)は、「里山ガーデン工房 ハッピーボタニカル」の 山下 のぞみさんに登壇いただき「親子でトントン叩いて♪藍のたたき染めワークショップ」を開催しました。

山下 のぞみさんは大崎市田尻の里山の静かな自然に囲まれた環境で、無農薬、有機栽培で蓼藍(たであい)や草木花を育て、天然藍染め製品やボタニカル雑貨の制作やワークショップなどをされています。

蓼藍(たであい)は一年草です。
秋には花が終わり結実します。その種を春にまき、8〜9月に葉を収穫し染め、また 秋には花が咲き、種になり、春にその種をまく…。毎年繰り返される自然の恵みです。
30年程、育て続けていらっしゃるそうです。

「藍染め」は生の葉っぱをそのまま使う「生葉染(なまばぞ)め」と、「すくも」や「泥藍(どろあい)」という状態に加工して発酵させて染料にする「建て染め」があります。
今日のたたき染めは「生葉染(なまばぞ)め」なので収穫期の今しかできません。
朝採りしてきていただいた蓼藍(たであい)の葉っぱでたたき染めをしました。







「藍染め」の歴史や仕組みなどもお話しくださいました。酸化と還元と発酵、理科の実験のようです。
「藍染め」や蓼藍(たであい)は防虫や抗菌、抗酸化、防臭などの効果があり、薬としても使われてきました。現在は医療や農業への活用なども研究されているそうです。

「蓼藍(たであい)は、水に差して置くとすぐに初根します。それを土に植えて花を咲かせ種を取り、来年春に種を蒔き…ご自宅でも育てることができます。このハンカチをいっぱい使って、叩いて気軽に楽しく染められる蓼藍(たであい)にぜひ興味を持っていただき、お家でもたくさん活用してもらえると嬉しいです。」とのことで、蓼藍(たであい)の葉をお土産にいただきました。
たまきさんサロンもいただいたのでさっそく水に差して根が出るのを待ちたいと思います。

昔から活用されてきたという先人の知恵にも触れることができ、叩いて染めた時の色 洗った後の色 その時だけの色を体感いただき、藍を通して自然との共存を感じたり考えたりするきっかけにもなったのではないでしょうか。
ご参加された皆さま、山下さん、ありがとうございました。

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