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生きものこぼれ話「ツバメ〜軒下生まれの空中育ち〜」

投稿日:2024年08月05日(月)

生きものこぼれ話 夏 ツバメ

春から夏にかけ繁殖のためにやってきて、民家や商店の軒下などにも巣をつくり、古来、無病息災・豊作・商売繁盛をもたらす幸運の象徴として親しまれている渡り鳥といえば……


夏の青い空をにぎやかに飛び交うツバメ。
宙を舞う
スイスイと宙を舞う

飛翔能力に優れ、空中で虫を捕まえて食べるだけでなく水飲みや水浴びも飛びながら行います。
羽繕い中
羽づくろい中

このヒラリと身をひるがえして飛ぶ機敏な動きは、佐々木小次郎の剣術「燕返し」の名前の由来にもなりました。
旋回する姿も美しい
滑空・旋回はお手のもの

ツバメは虫が飛び始める春先に日本にやって来ます。
休息中1
休息中2
しばし休息中

水田から泥やわらを集めてきて、民家の軒下などに巣を作って子育てをします。
軒下の巣で親鳥の戻りを待つヒナたち
軒下の巣で親鳥の戻りを待つヒナたち

お腹を空かせたヒナたちは、口を精一杯に開け、巣からはみ出そうになりながら親鳥にエサをねだります。
一日に食べるエサ(虫)の量は100匹以上にもなるそうです。
必死に親鳥にアピール
親鳥が戻って来た!?

夏に巣立ったヒナは、しばらく親鳥からエサをもらいながら飛び方や虫の取り方を習います。たくさん虫を捕まえられるよう練習です。
巣立ち後もしばらくはエサをねだる
巣立ち後もしばらくはエサをねだる

夏から秋にかけてのツバメたちは、河川敷のヨシ原などに集まって生活しています。
電線上で休息その2
電線上でもおねだり
まだエサをもらっているヒナ

水辺の電線などで親鳥がヒナにエサを与える様子を見ることができますよ。

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