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TOPサロン講座「秋の植物園を散策しよう!〜東北大学植物園を訪ねて〜」を開催しました。

サロン講座

「秋の植物園を散策しよう!〜東北大学植物園を訪ねて〜」を開催しました。

投稿日:2025年10月10日(金)

このイベントは終了しました。

たまきさんサロンスタッフです。
9月27日(土)に、東北大学植物園 副園長 大山 幹成先生を講師にお迎えし、今回はたまきさんサロンがある青葉山地区内の東北大学植物園を会場に、サロン講座「秋の植物園を散策しよう!〜東北大学植物園を訪ねて〜」を開催しました。

東北大学植物園の位置は、奥羽山脈から伸びる丘陵地の突端にあたり、南側は竜の口渓谷、東側は仙台城址、西側と北側は東北大学川内キャンパスとなっています。
敷地の約2/3は国指定天然記念物「青葉山」となっており、また、国指定史跡「仙台城址」の一部にも含まれています。

どうしてこの森が残ったのか。
1600年に伊達政宗が仙台城を築城し、この植物園一帯を御裏林として保護。
明治維新後は日本陸軍の、第2
次世界大戦後は進駐軍の管理を受け、1958年に東北大学に移管。
このようにして400年にわたり、ほとんど人の手が加えられず、仙台地方の丘陵地の自然植生であるモミ林が成立しました。



ここで、日本の森の現状について、環境の面からお話がありました。
日本の国土の2/3は森林です。
日本人はもともと、樹木を煮炊きや建材に使いながら暮らし、里山は人々の手で維持されていましたが、現代では樹木を燃料などに使用することはほとんど行われなくなりました。
こうして日本の多くの里山では、人の手が加わらなくなったことにより、森の植生に遷移が起こりつつあります。

東北大学植物園には、仙台周辺の丘陵地では既に失われたモミの自然林が残っており、アカマツ林やコナラ林も見ることができます。
仙台という都市の中にありながら、モミの自然林が残り、極めて自然度の高い森林植生が広がり、暖温帯と冷温帯移行帯に位置することで両方の樹木が分布しており、さらにこの森には、ニッコウムササビやホンドタヌキ、ニホンカモシカなどの野生動物も生息し、東北大学植物園は大変貴重な森となっています。


東北大学植物園の概要と環境について学んだあとは、まず、植物園エントランスにある、仙台城二の丸スギの円盤の年輪から、仙台城の二の丸スギは江戸時代から生育していることを確かめました。

そして普段は入ることができない植物園本館裏側へ行き、400年の歴史を持つ二の丸スギを実際に見ることができました。





いよいよ植物園の散策です。
散策路は傾斜のある山道で、石段が続きます。
ところどころ、樹木や季節の植物を大山先生に紹介していただきながら、愛子方面に通ずる古い街道跡の最上道中にある最上台まで散策しました。











身近な青葉山の植生環境について、皆さんに知っていただく大変貴重な機会となりました。青葉山の植生環境を知ってもらうためにも、重要な講座
ご参加の皆様、それから大山先生、ありがとうございました。


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