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生きものこぼれ話 令和5年度「新浜ビオトープ田んぼプロジェクト――田植え体験・生きもの観察会」を開催しました!

投稿日:2023年07月04日(火)

令和5年5月20日(土)に「新浜ビオトープ田んぼプロジェクト―田植え体験・生きもの観察会」を開催しました。

会場は仙台市沿岸部の東日本大震災による集団移転跡地に、人と自然が共存する里浜を目指して作られた「カントリーパーク新浜」。
昔ながらの田植え体験と生きものの観察を通して、生物多様性について学びました。
当日は、「カントリーパーク新浜」のメンバーである地元の農家さんや大学の先生方に講師を務めていただき、観察会では生物について学ぶ学生さんたちにもサポートしていただきました。

3つのビオトープについて
田んぼ・湿地・砂地の3つのビオトープで構成

 

■田植えの部

開会あいさつのあと、さっそく田植え体験へ。
苗代(なわしろ)で大切に育てられた緑鮮やかなイネの苗が運び込まれ、田植えの先生・新浜町内会顧問の瀬戸勲さんから、苗の持ち方や植えるときの注意など田植えの手ほどきを受けました。
田植えのてほどき
持ち方は大事!

そして、いざ! 田んぼの中へ。
田んぼは裸足で入る
長靴は泥に取られて脱げてしまうので裸足推奨

当日は曇りで朝方は肌寒いほどでしたが、田んぼの中はきめ細かい泥が温かく、むしろ気持ち良かったそうです。

目印に植えていく
あらかじめ田んぼにつけてもらった目印に植えていきます


おとなも子どもも泥んこになって無心に植えています

きれいに苗が並ぶ田植えを終えた田んぼ
そして、完了!

美しき早苗の列をご覧あれ!
 

■観察会の部

泥だらけの足を洗ったら観察会の始まりです。
はじめに宮城教育大学の棟方有宗先生から「新浜カントリーパーク」を構成する3つのビオトープ(生物が生息する空間)についてお話を伺いました。二手に分かれた参加者は、ビオトープや周辺の植物と水辺の生きものとを交互に観察しました。

棟方先生の解説と採集が待ちきれないこどもたち
網を手に採集したくてうずうずしている子どもたち

「植物編」では、東北学院大学の平吹喜彦先生が、植物の視点からこのエリアの生態系について解説してくださいました。
ヨシとショウブを手にする平吹先生 
田んぼに隣接する「水辺のビオトープ」のショウブとヨシ

ショウブの香りをかいでみる
ショウブってどんな香りだったっけ?

写真からは会場が海岸の近くであることがわかりませんが、「新浜カントリーパーク」の東側には、津波で被災したあと自立的に再生したクロマツの林があり、その向こうには湿地や貞山運河、砂地の海岸が続いています。
ここ新浜は、「水域から陸域」「砂浜海岸から湿地を経て林へ」といった具合に、生態系や植生が連続的に変化していく様相を見ることができる「エコトーン(移行帯・推移帯)」として、世界的にも大変貴重なエリアなのだそうです。

震災後に再生したクロマツ林を観察
右手は震災後に再生したクロマツ林

ニセアカシアの香りチェック
ミツバチが好むニセアカシアの花の香りもチェック

植物を観察していると生きものに出会います。
水辺のビオトープではカエルやゲンゴロウ、クロマツの林ではカマキリの幼体やテントウムシなど、さまざまな生きものたちが現れました。いろいろな植物があることで、それをよりどころとする生きものたちが生息できる――これも生物多様性のひとつの姿です。

「生きもの編」では、田んぼの水路で水辺の生きものを探しました。それにしても、みんな網の使い方が上手!

生き物採集 組写真
小さい子もおとなも夢中でジャブジャブ

水路にいた生きもの(の一部)を紹介しましょう。

オタマジャクシ
オタマジャクシ(カエルの種は不明)

モクズガニ
モクズガニもいました!

田んぼオールスターズ
田んぼオールスターズ(メダカ、ドジョウ、オタマジャクシ、アメリカザリガニ)

この水路には井土メダカ(ミナミメダカ)という、地域固有の遺伝子をもつメダカが生息しています。
本来は仙台市沿岸部の井土地区を中心に生息する固有種でしたが、東日本大震災で被災・流失し、一時は絶滅が危惧されました。宮城教育大学、仙台市八木山動物公園と市民のみなさんが連携した「メダカの里親プロジェクト」によって再生し、放流先のひとつとなったこの水路でも観察できるようになったのでした。
こうした貴重な生きものを持ち出さず、その環境で生息し続けられるようにすることも、生物多様性を守るために大事なこと。この日観察した生きものたちは、採集した田んぼや水路に返しました。
ただし、アメリカザリガニは、条件付特定外来生物に指定されており、在来生物や環境に深刻な影響を及ぼすことから、田んぼや水路には戻しませんでした。

それでも人気のアメリカザリガニ
……でも、子どもには大人気のアメリカザリガニ

最後に田植えの講評や、イネの苗とその成長にまつわるお話を伺ってこの日の田植え・観察会は終了となりました。

水辺のビオトープから冬水田んぼを望む
 
今回伺った田んぼは、農薬・化学肥料を使わず冬も田に水を張る「冬水田んぼ」という自然農法を行っています。水を張ることが野鳥や水辺の生きものたちを育み、その営みが安全でおいしいお米が育つ豊かな土(泥)を生み出すという、まさに生態系の循環を学べる場でした。さらにその周辺は、海から陸への複雑な植生や生きもののつながりから成る、自然の再生力と不思議を体感できるエリア。こうしてさまざまな植物や生きものに出会うことで、めぐり、つながる生物多様性を全身で感じた一日となりました。

秋には稲刈り体験も予定しています。今後のお知らせをお楽しみに!


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